私はどれもしっくりこなくてちょくちょく変えてきたのですが
これぞ決定版みたいなのがありました。それは Ricty という
プログラミング用フォントです。
サイトから特徴を引用すると
- ラテン文字には Raph Levien 氏の Inconsolata が適用されます。
- それ以外の文字には Migu 1M が適用されます。美しい M+ とロバストな IPA、そして、itouhiro 氏が改良された視認性の高い日本語文字 (半濁音など) が使用できます。
- 半角文字と全角文字の横幅の比が 1:2 に調整されています。
- 全角スペースが可視化されます。
- 全角のコンマ、ピリオド、コロン、セミコロンが半角のそれぞれに対して差別化されています。
- en ダッシュ、em ダッシュが破断線のようになります (LaTeX での入力ミス防止のため)。
と素晴らしい特徴を備えています。
では早速 Gentoo Linux でインストールしましょう。私の環境ではまだ stable になってないので /etc/portage/package.accept_keywords に
media-fonts/ricty ~amd64
と記述しておきます。他にも package.keywords にキーワードを追加する必要があるかもしれませんが上記を同じように追加してください。では、emerge を走らせます。
emerge ricty
とこれだけで終わりです。あとは主にターミナルエミュレータになると思いますが
アプリケーションのフォント設定をして楽しみましょう。
追記: Ricty は可読性を重視するために全角スペースを判断できるようにしてありますが
これはプログラマでない場合はちょっと気になるものになるかもしれません。事実私が
そうでした。
ということで ebuild ファイルを書き換えて再度 emerge します。
--- ricty-3.2.0.ebuild.orig 2014-10-29 03:44:22.556996411 +0900
+++ ricty-3.2.0.ebuild 2014-10-29 03:44:55.358324005 +0900
@@ -31,7 +31,7 @@
RESTRICT="strip binchecks"
src_compile() {
- sh ricty_generator.sh \
+ sh ricty_generator.sh -z\
"${EPREFIX}/usr/share/fonts/inconsolata/Inconsolata.otf" \
"${EPREFIX}/usr/share/fonts/mix-mplus-ipa/migu-1m-regular.ttf" \
"${EPREFIX}/usr/share/fonts/mix-mplus-ipa/migu-1m-bold.ttf" || die
変更分との diff の結果です。フォント生成スクリプトに -z オプションを追加している
だけです。ただこのまま emerge ricty とやっても失敗するので (ファイルが変更されているため) 新しいダイジェスト値を求めます。
ebuild /usr/portage/media-fonts/ricty/ricty-3.2.0.ebuild digest
これで新しいダイジェスト値が計算されるのであとは普通に emerge ricty とするだけです。
では、美しいフォント生活をお楽しみください!
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